今日は[小雪(しょうせつ)]です。

今日は[小雪(しょうせつ)]です。

二十四節気の第二十節気。文字通り小雪が舞う頃のことを指します。昨日は盛岡で初雪が観測され、本州でも雪のたよりが届くようになりました。ここ出雲では、日本全国八百万神が[大国主命(オクニヌシノミコト)]の元に集まる神在祭の最中で、多くの参拝客でにぎわっています。

 さて、明日11月23日は「勤労感謝の日」でもあります。1948年(昭和23)に公布・施行された国民の祝日に関する法律でそう定められていますが、それ以前は「新嘗祭(にいなめさい)」の日でした。新嘗祭とは、宮中の収穫祭で、その年の初穀を神様に捧げ五穀豊穣に感謝するお祭り。古くは飛鳥時代に始められたと言われ、全国の多くの神社でお祭りが行なわれます。新嘗祭までは新米を口にしないという風習が残る地域もあるようです。

 ここで紹介している二十四節気は、元来“農作業のための暦”の意味があり、日本人の暮らしの中で稲作がいかに重要であったかを今に伝えています。ぜひおいしいご飯を炊いて感謝のうちに味わってみてはいかがでしょう。