いらっしゃいませ
神話の国・出雲で生まれた開運だるまです。島根で唯一のだるま職人が、ひとつひとつ手作りで仕上げています。
桃の節句に欠かせない雛人形ですが、松江・出雲地方では男の子のお雛様「天神さま」を飾る風習があります。松江市宍道町は「天神さま=菅原道真」が生まれた場所といわれていて、男の子が生まれると「雛天神」を贈ってひな祭りに飾り、天神さまのような立派な才能に恵まれるようにと願いを込めます。
菅原道真といえば、福岡の太宰府天満宮が有名ですが、太宰府は道真公が亡くなった場所。生まれたのが松江だって知ってました?
さらに、5月5日の端午の節句には男の子がいる家に「張子の虎」を送ったり飾ったりします。出雲の張子虎は、島根県「ふるさと伝統工芸品」の指定を受けています。跳ね上がった尾、ピンと張ったヒゲ、四つ足を踏ん張り、厳めしい表情と勇壮で風格のある姿は、全国の虎玩具の中でも屈指のものとされています。
この虎は明治26年のシカゴ万国博覧会や同33年のパリ万国博覧会で入賞した松江出身の彫刻家荒川亀斎(1827~1906)が作った原型を元に、明治初期から首振りの虎として作られたと伝わり、昭和37年の寅年に年賀切手のデザインに採用されたことから脚光を浴びました。残念ながら、正当継承者が他界されてしまい、廃絶となり、とても残念に思います。
〈縁結びリボンだるま〉としては、その思いとリスペクトを込めて干支だるまに写してみました。今年は寅年の桃の節句。女の子には雛人形、男の子には天神雛と「張子寅」の代わりに〈縁結びリボンだるま〉の寅だるま、なんて組み合わせなんていかがですか。